「戦没した船と海員の資料館」
に行って参りました。
外観写真を撮るのを忘れましたので資料館ホームページでご覧ください。

三ノ宮駅のデジタルサイネージを眺めていたら
ふとこの資料館の文字が・・・
最初から行くつもりではなく、たまたま見つけて何となく興味を持って
行くことになったのでした。

心にひっかかった原因としては
祖父を船の上で亡くしているということがあると思います。
船乗りというわけではなく
南方(おそらくインドシナ半島)に出征していた祖父は
1945年8月に戦争が終了して
引き揚げてくるとき、
コレラに罹って適切な医療を受けることができず
翌年の冬、船上で亡くなったのだとか。
だから何となく惹かれるものがあったのです。

展示は戦没した船の写真とその竣工から戦没までの軌跡を
1隻ずつ紹介しているもの。
なんと1941年~1945年で官・民・漁船合わせて7000隻以上もの被害があったのです。
その悲惨さを伝えたいということで設立されたとのこと。

戦争というと日本国土決戦や原爆などが取り上げられて
それは苦しい厳しい戦いであったことが伺えます。

日本は四方を海で囲まれていることもあり
船という手段は非常に重要であったため
このような船で殉死された方々の魂を鎮め
繰り返してはならないことを訴えることも大切であると思いました。
遺された方々の並々ならぬ努力があったのでしょう。


このような悲しいことは今も世界で繰り広げられています。
どうして人間は奪い合い戦うしかないのでしょうか。

毎年8月ならずとも考える機会がもう少しあってもいいのではないかと
思うのでした。


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